それは、山登りを始めて1年ほど経って
山の魅力にどんどん引き込まれつつあった頃

いろいろなことに好奇心を覚え
あれこれ本や雑誌を見ては
どん欲に知識を吸収しようとしていた頃


僕はある雑誌で気になる記事を見かけた。

それは、ヘッドライトひとつで
夜間登山を一人楽しむ男性の記事。

彼が言うには
身近な里山が、ひたたび夜に登れば
たちまちそこは冒険に満ちた秘境になるという。


そうか・・・!

昼間とは全てが異なる世界。
秘境・・・
冒険・・・


これだ!!


自分が山に求めているものが"非日常"だと気づき初めていた僕は
すぐさまその企画を山桜で実施した。

コードネーム・・・闇桜


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